クラウド（SaaS）は、導入検討・サービス提供共に昨年来急速に高まりをみせてきています。
特に、中小企業のIT利活用促進の一つとして大きな関心が寄せられおり、弊社へもお問い合わせが増えておりますので、簡単にまとめてみました。
そもそも、クラウドやSaaSとは何か？突然降って湧いたものではありません。ネットワーク（通常：インターネット）上にあるサーバが提供するサービスを利用するという意味合いの言葉で、インターネットを雲の絵で表していたところから名前がついたと言われています。
SaaSはクラウドサービスの一つです。ソフトウェアをネットワーク経由でパソコンや携帯電話、スマートフォン等で利用できるもので、使った分の料金を支払うというサービス形態です。以前からあるASP(Application Service Provider)の発展したものと考えてよいでしょう。その他クラウドコンピューティングには、SaaSの他にもIaaS（Infrastructure as a Service)等のサービスがありますが、別の機会にまとめることにします。
特徴
・ユーザー数など利用分を支払う課金方式（利用人数と期間に合わせてレンタルできる）
・申し込んだその日からソフトウェアを利用することができる
・ハードウェアを持つ必要がない
・運用管理者を持つ必要がない
・利用者の増減に迅速な対応ができる
特に中小企業においては、コストや運用の面で様々なメリットがあります。
しかしながら、以下の問題点や懸念点があります。
問題点
・自社独自のソリューションは実現できない（カスタマイズは向いていない）
・サービスの品質（稼働率・障害時の復旧・セキュリティ等）を見極めることが難しい
また、お客様の中には
・自社データの保存に不安がある
・どのように運用されているのか分からないので心配だ
等、不安の声もあります。
今やSaaSは、中小企業にとってソフトウェア導入の選択肢の一つであることは間違いありません。経営戦略に従い、差別化が必要なシステム（ソフトウェア）は、SaaSは向いていないと思います。 試験的に導入するしくみや、迅速に開始する必要がある場合はSaaSを検討すると良いでしょう。「実際に使ってみて決める」という選択肢もあるのです。
多くの会社から、グループウェア、ＣＲＭ、販売管理、会計等様々なサービスが提供されています。
どのシステム（ソフトウェア）をSaaSにするか？これは、各企業ごとに違います。
SaaSを検討する際は、自社の業務フローとの相性とトータル費用を見極めることが必要です。
インサイトアイでは、システム化のコスト削減、運用費用の削減の御相談にのっております。お気軽にお問い合わせください。
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担当：松岡
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